口呼吸しない(悪習癖)
- 浅い呼吸でイライラしやすく集中力がかける
- 酸素不足で疲れやすい
- 空気中の細菌やそのままウイルスが体の中へ
- 猫背になりがちで姿勢が悪い
- 浅い呼吸で腹筋を使わない
- 脂肪がつきやすい
- 背骨・骨盤・股関節の位置がズレる
- 血行・消化が悪く、便秘がちに
- 血の巡りが悪く冷え性
- 酸素が巡って集中力UP
- 空気中の細菌やウイルスは鼻水として外へ
- 姿勢がよくなる
- 横隔膜を使用した深い呼吸
- 背骨・骨盤・股関節の位置が良い
- 快便
- 血行・消化が良い
子どもが口を開けて呼吸している姿を見たことはありませんか?
口呼吸は、見た目だけでなく、健康面にもさまざまな影響を及ぼします。
特に、子どもの成長期においては、口呼吸を続けることが歯並びや体全体に悪影響を与える可能性があります。
ここでは、口呼吸が及ぼす影響と、その改善方法について詳しく解説します。
口呼吸のデメリット
口呼吸にはさまざまなデメリットがありますが、その中でも特に注意すべき点を挙げます。
口やのどの乾燥
口で呼吸をすると、口腔内やのどが乾燥しやすくなります。
乾燥すると、唾液の分泌が減少し、口内の自浄作用が弱まるため、細菌が繁殖しやすくなります。
これにより、いびきの原因となったり口臭や虫歯、歯周病などの口腔内のトラブルが引き起こされやすくなります。
他にも、ノドやリンパが炎症を起こしやすくなります。
舌や筋力の低下
舌の位置が正しくないと、前歯を舌で押す「ぽかん口」になります。それにより歯並びが悪くなる可能性があります。
また、舌が上あごにしっかりと接することがなくまると舌筋が弱くなります。
さらに、口呼吸をすることによって口の周りの筋肉も弱くなり、口元がだらしなくなりシワや二重アゴの原因にもなります。
これらの筋力の低下は、舌の位置や口元の形にも影響を与え、さらに口呼吸が悪化してしまいます。
免疫機能の低下
口で呼吸することで、空気中のホコリや細菌、ウイルスなどが直接体内に入りやすくなります。
鼻呼吸は、鼻毛や粘膜がこれらをろ過し、体を守る役割を担っていますが、口呼吸をしているとその防御機能が弱まります。
これにより、風邪やインフルエンザ、アレルギーなどの病気にかかりやすくなるリスクが高まります。
口呼吸が原因による全身への影響
口呼吸は、口腔内だけでなく、全身にもさまざまな影響を与えることがあります。
特に、子どもが成長する過程で口呼吸を続けていると、体の発育に影響を及ぼす可能性があります。
口で呼吸すると
むし歯になりやすい
歯並びが悪くなる
姿勢が悪くなる
顔の変形(ぽかん口)
ノドの炎症
歯ぐきの炎症
全身とお口の関係
【口呼吸】
【鼻呼吸】
口呼吸の歯並びへの影響
口呼吸をしていると、歯並びにも悪影響を及ぼすことがあります。
特に成長期の子どもは、口呼吸を続けることで顎の成長や歯の並びに問題が生じる可能性が高くなります。
こんな「癖」はありませんか?
上の前歯を舌で押し出す
下の前歯を舌で押し出す
爪を噛む
指しゃぶり
唇をかむ
唇をなめる
口が開いている
歯並びが乱れる
口呼吸を続けると、舌が上あごに触れることなく下に落ちてしまいます。
このため、歯が正しい位置に並ぶことが難しくなり、歯並びが乱れてしまうことがあります。
特に、乳歯が生え変わる時期に口呼吸を続けることは、歯並びに悪影響を与えるため、注意が必要です。
出っ歯になる
開咬になる
受け口になる
ぽかん口になる
口元がたるむ
口呼吸をすると、口を開けたままでいることが多くなります。
これが続くと、口周りの筋肉が弱くなり、口元がたるんでしまいます。
口元のたるみは、見た目にも影響を与え、将来的には顔全体の印象にまで影響を及ぼすことがあります。
舌筋を鍛えて舌を正しい位置に
口呼吸を治すためには、まず舌の位置を意識することが大切です。
舌が上あごにしっかりと位置していれば、自然と鼻呼吸を促進することができます。
しかし、口呼吸をしている子どもは、舌が下に落ちていることが多く、これが口呼吸を悪化させます。
舌筋を鍛えるためには、舌を上あごに押し付けるトレーニングが有効です。
例えば、舌を上あごにぴったりと押し付け、そのままキープすることで、舌の筋力を強化することができます。
これを毎日続けることで、舌が自然に正しい位置に保たれるようになります。
舌の位置が改善されれば、自然と鼻呼吸に戻すことが可能となり、口呼吸を治す第一歩となります。
口呼吸を治すためにできること
口呼吸を治すためには、早期の対策が大切です。以下の方法で、口呼吸を改善することができます。
鼻呼吸を意識する
普段から鼻呼吸を意識することが大切です。
日中、口が開いていることに気づいたら、すぐに口を閉じ、鼻で呼吸するようにしましょう。
舌の位置を正しくする
舌を上あごに押し付けることで、自然に鼻呼吸を促すことができます。
舌の筋肉を鍛えるトレーニングを行うことも有効です。
顎の筋肉を鍛える
口を閉じた状態で顎を使って食べ物をしっかり噛むことが、口呼吸を改善する助けになります。
顎の筋力を強化することで、舌が正しい位置に収まり、鼻呼吸を促進します。
アレルギーの治療
アレルギーが原因で口呼吸が起こることがあります。
アレルギー症状を改善することで、鼻呼吸がしやすくなります。
必要に応じて、医師に相談して治療を受けることも大切です。
口呼吸は、見た目や健康に多くの悪影響を与える可能性があります。
子どもの成長期においては、特に口呼吸が歯並びや姿勢に影響を与えることがあるため、早期の改善が重要です。
舌筋を鍛え、鼻呼吸を意識することで、口呼吸を治すことができます。
お子さまの健康を守るために、日常的なケアをしっかりと行いましょう。