院⾧の想い
小児歯科に対する私の想い
子どもの笑顔が歯科医としての原点
私は幼少期、歯医者が大の苦手でした。治療中の機械音や特有の薬の匂いが怖くて、何度も涙を流しながら通った記憶があります。
それでも私が歯医者になろうと思ったのは、高校生のとき、ある経験がきっかけでした。
私の妹が当時6歳で、初めて歯科医院で虫歯の治療を受けました。
その日は帰宅してもずっと泣きじゃくっていました。
「歯医者さんが怖い」と言う妹を見て、何とかしてその恐怖を取り除きたいと思ったのです。その思いが、私の歯科医への道を切り開きました。
「怖くない歯医者」を目指して
歯科大学に進み、初めて小児歯科に触れたとき、私は衝撃を受けました。
大人とは異なり、子どもたちの口腔ケアには特有の難しさと繊細さがあります。
それ以上に、子どもたちが感じる恐怖心をどう取り除くかが重要です。
治療技術はもちろんですが、「子どもに寄り添う心」こそが小児歯科医にとって必要不可欠だと気付きました。
大学時代、私は積極的に小児歯科の研修に参加し、心理学の授業も受けることで子どもたちとの接し方を学びました。
地域の子どもたちの「歯の守り人」として
私が開業を決意したとき、一番に考えたのは地域の子どもたちの健康でした。
子どもの歯は成長の過程で大きく変化します。乳歯の虫歯を放置すると、永久歯にも悪影響を及ぼす可能性があります。
また、歯並びの問題が発生することで将来の健康や見た目にも影響します。
そこで、予防歯科を軸に、虫歯や歯並びの問題が起こる前に対応することに注力しています。
「虫歯になってから行く歯医者」ではなく、「虫歯にならないように通う歯医者」でありたい。それが私の信念です。
子どもが「楽しい」と思える歯医者
当院では、子どもたちがリラックスできる環境作りを心がけています。
例えば、院内の内装には明るい色彩を取り入れ、待合室には絵本やおもちゃを用意しています。
診療室にはアニメーションを流し、子どもたちが治療中も楽しめる工夫をしています。
また、治療の際には痛みを最小限に抑えるため、表面麻酔や最新の医療機器を活用しています。
治療後には「頑張ったね」と褒めることで、子どもたちに達成感を与えるようにしています。歯医者が「怖い場所」ではなく「楽しい場所」になることを目指しています。
親御さんとの信頼関係を築く
小児歯科では、親御さんとのコミュニケーションも重要です。
治療内容やお子さまの歯の状態を丁寧に説明し、疑問や不安にお答えすることで信頼関係を築いていきます。
また、親子で取り組めるホームケア方法を提案し、家庭でもお子さまの歯を守れる環境作りをサポートしています。
特に多い相談が、歯磨き嫌いへの対応です。
子どもが楽しんで歯磨きできるよう、専用のグッズや遊び心のある方法をアドバイスしています。
「歯の健康は一生の財産」
子ども時代に適切なケアを受けることで、将来の歯の健康が大きく変わります。
歯並びや虫歯予防に力を入れることで、大人になっても自分の歯で食事を楽しめる可能性が広がります。
私は、小児歯科医として、子どもたちの健康な成長を支える「パートナー」でありたいと考えています。
歯科医療を通じて、子どもたちが笑顔でいられる未来を作ることが、私の最大の使命です。
結びに
「小児歯科に対する私の想い」を語る中で、私が伝えたいのは、子どもたちの笑顔の大切さです。
その笑顔を守るために、私たちは常に最善を尽くします。
もしお子さまの歯や口元について気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
一緒にお子さまの健康な未来を作りましょう。
院長プロフィール
資格・学位
歯科医師/歯学博士
経歴
1980年 香川県高松市生まれ
2005年 大阪大学歯学部 卒業
2009年 大阪大学大学院歯学研究科博士課程 修了(小児歯科学)
2010年 大阪市内開業医 勤務
2013年 大阪市港区みなと通り歯科クリニック院長 就任
2021年 弁天町やまうち歯科院長 就任
所属
大阪府歯科医師会港支部 常務理事、総務論文
Odd-skipped related 1 遺伝子の硬組織形成過程における機能解析
Runx2および Ikaros によるOsr1遺伝子の発現調節機構
受講した研修・セミナー
PEC歯科医師ペリオコース 修了
Tapaerd Screw-Vent®インプラントセミナー 修了
Spline®インプラントセミナー 修了
大阪歯並び塾 修了
メガジェンセミナー 修了
インビザラインセミナー 修了